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2018年3月31日土曜日

映画『ローガン』 感想

皆さんこんにちは。
X-MENシリーズが大好きななま1428です。
ヒュー・ジャックマンが演じるローガンが登場する最後の作品を、ついに見ることができました。
10年を越えてX-MENの顔をつとめてきたローガンの最後を飾るに素晴らしい作品となっています。
内容について語る記事となりますので、未見の方はご注意ください。


○あらすじ

新しいミュータントが生まれなくなり、ミュータントが死滅しようとしている未来。
年老いたチャールズ(プロフェッサーX)の介護をしながら、リムジンの運転手をして生計を立てているローガン(ウルヴァリン)。

彼は実験によって生まれた新たなミュータントの少女、ローラを助けるように頼まれ、ローガンとチャールズ、ローラの3人の旅が始まる・・・。

○感想

開始早々から、体が衰えて咳き込むシーンが多いローガンの姿に驚かされます。
体に埋め込まれた特殊金属の副作用に蝕まれ、能力の再生能力も機能しなくなってきているローガンにかつての無敵さはありません。

チャールズもまた認知症を患い、ローガンに介護される毎日。
かつての聡明なプロフェッサーを知る人はショックを覚えるでしょう。

かつてのX-MENの中心メンバー達の衰えた姿は、かなりショッキングです。
ヒーローもまた老いていく、ということでしょうか。
ミュータントたちの絶望的な未来はこれまでのシリーズの絶望感とは一線を画します。

今回の新キャラクター、ローラはローガンの遺伝子を使って作られたローガンと同じ能力を持つ人工ミュータントです。
ローガンと違うのは足からも爪が出ること。
手だけでなく足技も駆使したアクションは、かなり迫力があります。

そんなローラが人間性を得ていくのがこの映画の見どころの一つです。
最初は口も利かないローラですが、映画を見たり、音楽を見たり、ローガン達との旅の中で様々な人と触れ合うことで、人間らしい生き方を知ります。

人を殺すということがどれだけ悪いことかわかっていなかったローラとローガンの会話が印象的でした。
追っ手から逃げるためとはいえ、たくさんの人間を殺してきたローラに人を殺すということの重さを説くシーン。
「でも、悪い人だった。」
というローラに、
「同じことだ。背負って生きていくしかない。」
と答えるローガン。
相手がどんな人間だろうと、殺したという事実を背負っていくしかないんだというローガンの言葉の深さが胸にしみます。
それは自分自身にかけている言葉でもあるし、これからも戦いの中で生きていくしかないローラへ人間でなくならないための心構えを説いている言葉であると感じました。

映画のラスト、仲間たちのところへローラを送り届けたローガンでしたが、追っ手に追いつかれそうな彼女たちのために最期の戦いへ臨みます。
最強の敵をローラとともに退けたものの、致命傷を負ったローガンはローラへ最後のメッセージを伝えます。
「あいつらの作ったおまえになるな。」
それは戦闘マシーンとしての生ではなく、人間としての生を送ってほしいというローガンの心からの言葉。
戦いに明け暮れた自分と同じような人生をローラには送ってほしくないという心からの言葉。

そんな彼にローラは、
「パパ・・・。」
と涙ながらに語り掛けます。
それを聞いたローガンは少しだけ優しげな表情になって、
「こんな気分なのか・・・。」
と呟き、静かに息を引き取ります。
それは最期まで殺し合いに明け暮れることしかできなかった漢の一瞬の安息だったのかもしれません。
最期にやっと安らぎを感じることができたローガンの生きざまには誰しも感じ入るものがあると思います。

ローガンの物語はここで終わりました。
この続きができるかどうかはわかりませんが、人生を自分の血と敵の血で染め上げた漢の生きざまは壮絶なものでした。
憎まれ口をたたきながらも、彼はいつも誰かのために戦っていたように思えます。
普通に生活していれば映画のような刺激的な人生を送ることはありませんが、彼のように誰かのために命を懸けられるような生き方をしてみたいものです。

ローガン、お疲れさまでした。
そう、言ってあげたくなるような結末でした。
まだ見ていない方は、ぜひ見てみることをお勧めします。
それではまた。