皆さんは「オーダー66」をご存知ですか?
シスの暗黒卿ダース・シディアスの陰謀の最終段階ともいえる、共和国の守護者ジェダイ・オーダーの粛清劇です。
「オーダー66」ではクローン戦争をジェダイとともに戦ってきたクローントルーパーたちが共和国最高議長でもあるダース・シディアス=パルパティーンの命令に従い、ジェダイを虐殺しました。
『エピソード3
シスの復讐』などで描かれた「オーダー66」ですが、クローントルーパーたちがなぜ盲目的に命令に従ったのか釈然としない方も多かったと思います。
今回の記事では「オーダー66」についてクローントルーパーの行動の理由も含めて解説してみたいと思います。
1.オーダー66とは
クローン戦争末期、独立星系連合の中心人物がほとんどいなくなったことでジェダイ・オーダーは共和国最高議長シーヴ・パルパティーンの逮捕に踏み切りました。
戦争を理由として自身の権限を強化してきたパルパティーンの正体はシスの暗黒卿ダース・シディアスであり、彼を共和国の中枢から排除するため殺害してしまうことも含めて逮捕に踏み切ったジェダイ・オーダーでしたが逮捕に失敗。
この出来事を「ジェダイの反乱」としたパルパティーンはクローントルーパーに「オーダー66」を発令。
ジェダイの抹殺を目的としたこの命令にクローントルーパーは従い、銀河各地でともに戦っていたクローンたちにジェダイたちはほとんどが抹殺されました。
2.クローントルーパーが命令に従った理由は?
クローンたちが命令に従った理由は、「行動抑制チップ」にあると『クローン・ウォーズ』で設定されました。
クローントルーパーの製造はパルパティーンの計画の範疇で、クローンたちの脳には命令に強制的に従わせるチップが埋め込まれていました。
もともと命令に忠実に従うよう製造されたクローンにチップの作用が加わることで、クローンたちはジェダイ抹殺命令を盲目的に執行。
戦友といえる関係を多くのジェダイとクローンが築いていたこともあり、多くのジェダイがほぼ抵抗できずに殺されてしまいました。
3.オーダー66に従わなかったクローンも
オーダー66に従わなかったクローンも存在します。
『クローンウォーズ ファイナルシーズン』ではアナキン・スカイウォーカーの副官だったキャプテン・レックスがアナキンのパダワンだったアソーカ・タノと行動を共にしていたときにオーダー66を命令されました。
レックスは命令に一時抵抗するも、オーダー66に従いアソーカへの攻撃を開始。
アソーカは一時的に窮地に陥りましたが、レックスが命令に従う直前に発したヒントによってレックスのチップを摘出。
ともにオーダー66を生き残りました。
オーダー66が実行され共和国滅亡後の帝国の時代を描いた『反乱者たち』では年齢を経たレックスが登場し、オーダー66を実行しなかったという元クローントルーパー、グレガーとウォルフと行動を共にしていました。
彼らは反乱軍の中でジェダイの生き残りケイナン・ジャラスや彼の弟子であるエズラ・ブリッジャーを行動を共にし、旧共和国時代のジェダイとクローンの連携が再び発揮されることとなりました。
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以上、「オーダー66」とクローントルーパーが命令に盲目的に従った理由についてまとめてみました。
『クローンウォーズ』でジェダイとクローンの絆を見ていると、『エピソード3』を見返した時のショックがひとしおですよね(^-^;
「行動抑制チップ」という設定にはいろいろ意見がある人もいるようですが、『クローンウォーズ』で高まったクローンの人気を考えると、納得させるための落としどころなのかもしれませんね。
それではまた。