久々にプラモデルを完成させたなま1428です。
大したことをしていない割に、作業ペースが遅いのでどうしても完成が遅くなってしまいます(^-^;
今回ご紹介するのは、映画『機動戦士ガンダムF91』に登場した連邦の量産機、ヘビーガンのレビューです。
なかなか古いキットではありますが、さすがガンプラ。
力の入ったキットとなっています。
地球連邦軍初の小型量産MS。それがヘビーガンです。
MSの恐竜的進化によって増大していった軍備費を抑制し、戦艦へのMS搭載可能量を増やすためにMSの小型化がサナリィによって提唱されました。
その提唱を受けて、アナハイム・エレクトロニクスが開発したのがヘビーガンです。
性能は小型版ジェガンといったところで、ジェネレータ出力など基本性能はジェガンとさほど変わりがありません。
軍事産業で巨額の富を得ていたアナハイムはMSの小型化に消極的で、低性能に仕上がってしまったのがこのヘビーガンといえます。
ヘビーガンの性能に連邦軍やサナリィは満足を示さず、サナリィ主導の下で小型MSの開発は進められていきます。
その結果、アナハイムとサナリィの間には大きな開発力の差が生まれてしまい、アナハイムの衰退がはじまってしまいます。
ヘビーガンが作中に登場したのは、映画『機動戦士ガンダムF91』でのこと。
連邦軍のパイロット候補生、ビルギット・ピリヨの乗機となってスペースアークの戦力として活躍します。
クロスボーン・バンガードの小型MSに性能で劣りながらも、主人公シーブック・アノーの乗るガンダムF91をよく援護しました。
最期は民間人の虐殺を始めたバグに怒ったビルギットがバグの群れの中に飛び込んでいき、バグによって撃墜されてしまいます。
敵わないながらも民間人を守るために戦ったビルギットさんにちょっとほろりとさせられたシーンでした。
ネットではネタ扱いされることが多いシーンでもあるのですが・・・(;^ω^)
キットの仕上げは簡単フィニッシュです。
接着剤ややすりの類は使っていません。
部分塗装とスミ入れ、つや消しスプレーで仕上げています。
本来はシールやデカールでマーキングできるのですが、苦手なので今回は使用しませんでした(;^_^A
部分塗装はガンダムマーカーや水性ホビーカラーを使用しています。
スミ入れにコピックマルチライナーを使用しているのが、個人的なこだわりです。
ガンダムマーカーのスミ入れペンと同じ感覚で使えて、マーカーにない色があるので下地の色に合わせて使用できます。
可動範囲やギミックについても簡単に説明させていただきます。
股関節はボールジョイント接続です。
軸が動いたりしないので、開脚はこの程度しかできません。
足首も同上です。
膝も肘も90度は曲がりません。
古いキットなので仕方がないですね。
腰のグレネードラックは開閉できます。
フロントスカートが左右独立可動するのが個人的に驚いたところ。
ストッパーはついていないので簡単に外れますが・・・。
腰の裏にはビームライフルをマウントできます。
意外とうれしいギミックです。
手首は可動指が左右1つずつ付属します。
人差し指が独立可動しと中指~小指がくっついて可動します。
古いキットではありますが、プロポーションは良好です。
個人的には主役を張れるくらいカッコいいと思います。
ビームライフルを構えて。
可動範囲が狭いので派手なポージングはできませんが、量産機なのでそんなに気にならない気もします。
シールドが非常に大きいのも特徴的ですね。
カメラアイがクリアパーツなのも高評価です。
意外と旧キットって今より豪華な部分もありますよね(;^ω^)
ビームライフルを構えながら進撃。
弱くても戦争の行方を決めるのは量産機の力です。
下のアングルから見るととても頼もしく見えます。
ヘビーガン主役に外伝漫画でも描いていただきたくなります。
最後はアップで一枚。
以上、旧キットのヘビーガンのレビューでした。
古いキットなので可動範囲は狭いですが、プロポーションは良好でよくできています。
ガシガシ動かしたい方には不向きかもしれませんが、価格も安いですし塗装や工作の練習にはとてもいいキットだと思います。
量産機好きな方はぜひ手に取ってみてください!
それではまた。