2021年9月30日木曜日

【スターウォーズ(STARWARS)】バッド・バッチ シーズン1【アニメネタバレ感想レビュー】

皆さんこんにちは。

今回の記事では、スターウォーズのCGアニメ『バッド・バッチ』のネタバレ感想を書いていきたいと思います。

すでにシーズン2も決定しており、続きが気になる作品です。






1.バッド・バッチとは?


突然変異のクローンで構成されたクローントルーパーの部隊です。

正式名称は、「クローンフォース99」

メンバーは、

・鋭敏な感覚を持ち、優秀な指揮官である「ハンター」
・並外れた怪力を持つ「レッカー」
・すぐれた頭脳と知識を持つ「テク」
・とてつもない射撃能力を誇る「クロスヘア」 
・サイバネティックの身体を持つ「エコー」

の5人。

ここにクローンの少女である「オメガ」が加わりストーリーが展開していきます。


2.1話からなんとあの「オーダー66」発令


バッド・バッチは『クローンウォーズ』ファイナルシーズンから登場したキャラクターたちで、『バッド・バッチ』という作品は『クローンウォーズ』の続編でもあります。


そのため最初のエピソードでいきなりジェダイの粛清劇「オーダー66」が発令。

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しかしバッド・バッチのメンバーは遺伝子の突然変異のため「行動抑制チップ」がうまく作動せず、のちに『反乱者たち』で活躍することになるジェダイのパダワン「ケイレブ・デューム(のちのケイナン・ジャラス)」を逃がすことに。


3.新帝国を追われ、傭兵に


ジェダイの粛清に疑問を抱きつつ、新たに仕えることになった帝国が彼らに下した命令は、分離主義者の残党討伐任務。

彼らが向かった先にいたのは新たな帝国の支配をよしとしない人間の抵抗勢力でした。

これまでドロイドを相手に戦ってきたバッド・バッチは帝国に反対するとはいえ民間人を含むゲリラたちを殺すことに躊躇。

そのまま帰投します。

しかし彼らの忠誠心を試すためにつけられた偵察ドロイドの報告で、彼らは囚われのみに。

メンバーの中で唯一「行動抑制チップ」の影響が出ていたクロスヘア以外のメンバーはオメガと共に軍を抜け、傭兵となります。


4.バッド・バッチの面白いところは?


◎新旧様々なキャラの客演


スピンオフ作品ということで、様々な作品からキャラクターが登場するのが魅力の一つ。

旧ジェダイ騎士団からは、デパ・ビラバとケイレブ・デューム。

彼らを試す帝国の高官として、ウィルハフ・ターキン。

オメガを狙う賞金稼ぎは『マンダロリアン』に登場したフェネック・シャンドと『クローンウォーズ』で大活躍したキャド・ベイン。

惑星ライロスをめぐるストーリーでは、チャム・シンドゥーラやヘラ・シンドゥーラが登場しました。

他にもクローンの帝国への供給をめぐって暗躍するカミーノ人や共和国を取り戻そうと奮闘するキャプテン・レックスなどとにかくたくさんのキャラが出るのでファンなら楽しめると思います。


◎時代の変化


これまで映像作品では、帝国の勃興直後のようすがあまり描かれてこなかったのですが、『バッド・バッチ』ではその辺りがしっかり描写されています。

民衆の管理のために設定された「チェーンコード」なしでは星間移動もままならなくなり、人々の自由が奪われ、監視国家へ移行していくのが、見てとれます。

クローンによる軍隊もコストの問題から廃止が決定され、帝国軍の兵士は一般から徴募。

旧三部作でお馴染みの姿へとトルーパーのアーマーも変わっていきます。

シリーズのラストでは惑星カミーノのクローン製造施設が完全に破壊されてしまい、クローンの兵士がいなくなることが決定付けられました。

このように共和国が帝国に変貌していく過程が描写され、シリーズの世界観のファンにとっても見所のあるものとなっています。


◎生きるために奔走するバッド・バッチの奮闘


軍を抜けることになったバッド・バッチの面々ですが、戦うことしか知らないため(特に金銭面で)苦労することになります。

情報屋にこき使われたり、いいように仕事の報酬を値切られたりして苦労する彼らの奮闘は、変化する社会に対応していかなければならない現実社会の合せ鏡かもしれません(;^_^A


5.シリーズの今後は?


◎まだ狙われるオメガ?


ファーストシーズンの前半部分では、オメガがカミーノ人から狙われる展開がありました。

彼女が狙われたのは、オメガがジャンゴ・フェットのオリジナルの遺伝子を持っていたことが原因でした。

カミーノが崩壊したため危機を脱したかのようにも思われますが、気になるのはシリーズのラストでカミーノ人の科学者が帝国の何らかのプロジェクトに参加する様子が描かれたこと。

後のスノークやパルパティーンのクローン製造に関わっている可能性が高そうです。

セカンドシーズンでもクローン研究に関する何らかの理由でオメガが狙われることがあるかも。


◎クロスヘアはバッド・バッチに戻るのか?


「行動抑制チップ」が原因で帝国についたと思われたクロスヘアでしたが、彼はすでにチップをはずしており、自分の意思で帝国に忠誠を誓っていました。

シリーズのラストでは道は違えても敵対する必要はないというおとしどころで別の道を行くことになったバッド・バッチとクロスヘアでしたが、

・クローンを排除していく帝国でクロスヘアの居場所はあるのか?
・バッド・バッチが帝国と本格的に敵対する展開になったら?

など彼らの行く末が気になります。

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以上、スターウォーズのCGアニメシリーズ『バッド・バッチ』について紹介してみました。

個人的には変わっていく銀河で生きていこうと奮闘するバッド・バッチの面々に共感できる作品だと思います。

それではまた。


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